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 先日、九州に行った。出発直前、仙台空港で宿泊予約を確認しようとメールを開いたところ、予約したと思っていた宿泊日に誤りがあることが判明した。今日泊まるはずの宿の予約が明日になっており日付を間違えて宿を予約していたため、今日は宿なし状態であった。「これはまずい」と思い、日付を間違えて予約していた宿に連絡したところ、本日は満室で振替不可との回答だった。さらに、九州全域で大規模な半導体関連のイベントがあるため、宿がほとんど取れない状況か、取れても価格が高騰しているとの情報を得た。

 スマートフォンで宿を検索した結果、福岡市内の空室は最低でも2万5千円以上。他のエリアでも1万円以下の宿を見つけるのは困難であった。飛行機は19時発、九州到着予定は21時半。離陸直前にようやく、どこの町かも分からない9千円の宿を見つけたが、詳細を確認する時間もなく、アクセス方法も調べずに「予約する」をクリックした。予約完了の瞬間、機内アナウンスで「Wi-Fiをオフにしてください」と流れ、以降、ネット接続は不可能となった。宿を確保できた安心感はあったものの、到着前から不安が募っていった。

 空港に着いて調べた結果、宿までの距離が非常に遠く、到着予定時刻は深夜0時10分。しかも最終の各駅停車での移動を余儀なくされることが分かった。それでも行けないわけではないと確認し、夜の車窓を眺めながら宿を目指した。宿に到着すると、「申し訳ないが、あなたが予約した直前に満室になった。もし良ければ新築のアパートがあるので、そこに泊まってみてはどうか」という提案があった。いわゆる民泊であったが、選択肢がないため承諾し、宿主の車で宿主所有のアパートに向かった。

 到着したアパートは本当に新築で、「すごい!」「やった!」「v( ̄Д ̄)v イエイ」と心の中で叫んだ。素泊まりだったため、朝食について宿主に尋ねたところ、「みんな山を下った先にあるジョイフルを利用している」とのこと。翌朝、ジョイフルに向かったが、到着してみると開店は11時からで、自分の予定では11時より前に移動せねばならない状況だった。ここでゆっくりすると次の待ち合わせに間に合わない。Googleマップで調べたところ、遠く離れた場所にバス停があり、しかもバスは2時間に1本しか来ないという状況だった。

 荷物をまとめてバス停に到着したものの、どちらのバス停で待つべきかが分からない。時刻表は行き先しか書かれておらず、頼りのGoogleマップも道路の真ん中を示しているだけであった。「やばいな」とつぶやきながら、先に来るバスを待ち、その運転手に尋ねる作戦をとった。30分ほど待ち、ようやくバスが来たので「駅には行きますか」と聞いたところ、「公民館で降りて歩けば駅に行ける」との答えを得た。地元の人々には日常的なバスかもしれないが、私にとってはこれまでにない高難易度の移動手段であった。

 バスに乗り込み、速度は時速10キロかと思うほどのゆっくりしたペースで目的地に向かった。このバスは2時間おきに来るのではなく、目的地まで2時間かけて進むのではないかと思うほどの遅さであった。景色を楽しむ派ではあるが、「歩いたほうが速いのでは」と考えながら、のんびりとしたバスの旅を満喫した。

 その後、会いたかった福岡のミュージシャン、冨重貴裕(トミー)さんと対面し、楽しい対談をすることができた。この旅は予期せぬハプニングと出会いに満ちた、非常に記憶に残るものとなった。

★2024年11月30日掲載/冨重貴裕×ラリー船長のスペシャル対談★

https://rallysencho.jimdofree.com/%E5%86%A8%E9%87%8D%E8%B2%B4%E8%A3%95/


Wonder MV ~Emotional Talk~/ Takahiro Tomishige & Timeless