機材の話に戻るが、僕は古い機材だがGP-16が本当に好きだ。歪みはGP-08の方がいいという方もいるがエフェクト数は圧倒的に少なくGP-16のリハーサル機だったようにも思える。GP-16には歪みと空間系とが約160種類搭載されていて今は古めかしい音に聞こえるかもしれない。しかし、その当時のサウンドを狙いたいという時に圧倒的な力を発揮する。僕はマイクロキューブかラインで使用しているがアウトプットはステレオの方がいい。当時のバンドマンたちはどんなふうにサウンドメイクしていたのだろう?アンプ4台から出そうと思えば出せるようなシステムになっている。「僕も!」と部屋で小型のアンプ4台で試すというのは情けない感じがするが、リハーサルスタジオにGP-16を持ち込んで4台を爆音でとの実験は実に楽しいかもしれない。水の音のエフェクターとか、音を聴いたとたんトイレに行きたくなる音が出たりする。それをスタジオで爆音で出すのはどうかと思うが、実用性のなさ、それがとてもいい(笑)!GP-16が出たのは1990年頃。以降も後継機は出たが、僕にはピンとこなかった。やっぱりGP-16がちょうどいい。液晶は見えなくなることがあるのでCR2032の電池は買い置きしておくべきだが、いつもは使わないGP-16。だが「GP-16どこだ?どこにいる!?」と5年に1回ぐらい悶絶するほど使いたくなる音があるのだ。コンパクトエフェクターでGP-16あったらいいなあ!とたまに思うが本当にマニアックな人しか買わないかもしれない。水の音はどんな時に使うのか?!しかしながら知る人ぞ知る名機だなあといつも思うのだ。
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