教会での賛美のひととき。とある合唱団の団長が仙台駅に降り立った。その団長はかなり背が高く、船長を名乗る僕も「2人並ぶとすげえでかいなあ」と心の中でつぶやいた。教会で賛美を唄う前に小さな個人練習用のスタジオで初めてリハーサルをした。いつも聴いているCDに参加している合唱団の団長と一緒に演奏する。合唱の方とともに演奏というのが初めての経験だったため、新鮮な発見がたくさんあった。僕がこれまでやってきたロックバンドはコードやリズムでこうしたいああしたいとやりとりをするのだが、団長からフォルテ、ピアニシモ、メゾフォルテと聞きなれない言葉が出てきて、そういえば小学生の頃は本当に音楽の勉強さぼっていたなあ・・と頭の頭頂部から汗が滝のようにあふれるほど、しみじみ思った。団長も僕も真剣に狭い個室でにらめっこしながら曲のキーの確認をするのだが、「せーの!」で唄いだすと一変して表情がニコニコとなり笑顔が止まらない。すごく狭い場所で男2人で何をしているんだろう?との熱中ぶりだったが、あっという間でとても楽しい時間だった。イースターの日に行われる礼拝で賛美をとお声がけをいただいたのだが、本番、心が燃やされているような感じがとてもあった。団長とともに歌った。なんと素晴らしい時間だったろう。イースターに心から感謝をこめて。
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