ピンク

最近いつも弾いているストラトキャスターのギターのボディがなんとなく気に入らず、ボディのみゲットしてリペアショップ「レイズ」さんにお願いしボディの交換をした。僕はギターリストのチャーさんをあまり聴いたことがないのだが、ボディを加工したのはチャーさんが大好きな方のようで、届いたボディの色は「ピンク」だった。ピンクのギターになり、はたしてどんな音がするんだろう?と交換後にアンプで音を出してみたのだが、ものすごく超・どハマりだったのである。いやあ、このギターすげえなあ!と大歓喜したあと、冷静になり「ピンク?」と瞬時に思ったが、自分の周りを見渡すとピンクを意外と選んでることに気づき、驚愕した。100均のツボ押し、先端と持ち手がピンクである。アーノルド・ローベルのカエルの絵本、背表紙がピンクである。よく使うネジ回しドリル、ピンクである。こう考えるとドラクエの勇者になった場合、「おまえの装備、またピンクかよ」と言われてもおかしくないほど、わりかしピンクを選んでいる。以前、驚きの安さにひかれ、ピンクの軽自動車を買ったことがある。数年乗っていたが、お偉い人を迎えにいくときは恥ずかしかった。待ち合わせの目印には最高なのだが、どうしても林家〇ーさん感がにじみでてしまうからである。ギターがピンクになり、これを弾いていつかステージに立つのか?と思うと他のギターにしようかなと考えてもしまうのだが、音がとてもいいので「やっぱこれだ」とアンプから音を出すと完全にノックアウトされてしまうのである。