ギターの「塗装」を計画している。自分で塗装する!ということをこれまでやったことがないのだが、非常にリスクが高い作業でもある。一か八か感が半端ないからである。ギター以外に塗装で「やっちまった・・」となったことがあったか検証してみる。他者の家の扉を塗ってもらえないかと頼まれてハケで塗ったことがあるが仕上がりを見た依頼主はラパヌイの国のモアイ像のような表情でこう言った。「なんか、手作り感が半端ないなあ・・」と。そのとき僕には塗装センスがまるでないことがはっきりわかったが、それから何かでスキルアップしたということもまったくない。しかし今度トライしようと思うのは、ハケではなくスプレーである。簡単そうに見えて難しそうだが、難しそうに見えて簡単そうでもある。養生をしっかりして遠くから薄く何度も吹きかける作業になりそうだが、どこでやるかも問題である。色が周囲につかないように外でやるにしてもそれなりの段ボールやブルーシートで要塞のようなものを作ってからでないと難しい。あれこれ考えているうち、とある考えが浮かんだ。テープを貼る方法があるじゃないか。議事録の背表紙とかで使うやつ。それでやった場合、どうなるか。手作り感どころか、手抜き感が半端なくなるだろう。どうせなら逆手に取り、ギターに割り印を押すとかどうだろう。でも誰がその面白さに気づくだろう。塗装は楽しそうだが準備と片付けが、はてしなく面倒くさそうである。しばし頭の中で作戦会議を立てることにする。
コメントをお書きください