蟻のように小さな歩みだがカントリーソングの大ベテラン、ドンウィリアムスを聴きながらアコギのピックガードの制作と、ムスタングのネックの交換。手を入れた分、どんどんよくなっていく。いまはちいさな歩みでもこれがいつか役立つときがくる。地味なことだが、少しづつ続けていこうと思う。ドンウィリアムスを聴きながら思ったのは、曲がよいとアレンジはシンプルでも充分に伝わるものだということだ。アレンジはよくても曲がよいものでないと聴きたいとはあまりならない。素材が大切というのは料理と共通するものがあるんだなと思う。アコギのピックガードは前のがあまりに作り物っぼかったのと、ムスタングはショートスケールよりロングスケールでの演奏の方が僕には向いていると思ったからだ。ネックを変えて弾いて音はだいぶ地味になった感じはあるが、地味には地味にしか出せない音がある。カントリーを聴くと、都会で流行を追うような音楽とは真逆に歩んでいいのだとの気持ちになる。疲れたら野原に寝転んで空を見ながら音楽を楽しむ。それでいいのだ、とドンウィリアムスの音楽が語っているように聴こえた。
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