トムソンの赤いムスタングが好きだ。しかし、ジャンクがとても多く、実際に実戦で使用するのが非常に難しいムスタングが多かった。スクワイヤーのムスタングをトムソン風にするとの個人的プロジェクトに数か月いそしんできたが、いよいよ完成の日の目を見て、ヘッドのロゴ以外は完全にトムソンの赤いムスタング風になって万歳三唱した。部屋で眺めていると、彫刻の大作を仕上げたような気持になるが、「トムソンだ・・(かつて通販ギターとして一世を風靡したモデル)」とお茶をすすりながらしみじみ鑑賞していると、「俺、なにをしてるのかな?」と、我に帰るひとときがやってくる。「トムソン 赤ムス」で検索すると非常にインパクトの強い当時の広告がネットで検索できる。その広告に写真が掲載されてるアフロ風の男性が僕の心の中で勝手に、「いいなあ、この人キャラ」に殿堂入りしているのである。スクワイヤーは国産ではないが、トムソン風になり、改造してみて思ったがスクワイヤーは安価と言われているが、塗装が薄く、当たりだと楽器にとっては音の良いコンディションの個体があるんだなあと勉強になった。
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