元ブルーハーツのギターリストで今はクロマニョンズで活躍している、真島昌利さんの書籍「ROCK&ROLL RECORDER」を購入した。読み終えて、この感じはなんだろう?と思った。とても音楽に出会った頃の初期衝動のようなものを思い出させてくれて、とても面白かった。この本では真島さんが出会ったレコードが数多く紹介されているが、読み進めていくうちに自分も聴いたことのあるレコードがたくさん出てくる。そのうちその頃の自分と重ねて、レコードのジャケットと真島さんの言葉が絵本のように思えてきて、読みながらわくわくするのがとても不思議だった。音楽は1曲で5分は長いと言う人もいる。名曲で2分で終わるとかの曲もけっこうあるのだが、好きな曲がかかった時のアドレナリンが出る感じというのは、他の芸術にはなかなかないものなのだろうと改めて思うのだった。静かな部屋で読んでいたが頭の中にはこれまでに聴いてきた多くのレコードが流れていった。とても楽しい本だった。
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