青いギター。青春時代にともに過ごしたギターリストに弾いてみてほしいと託した。その音を聴いたが、とても歴史を感じる音だった。たとえば、大昔からやっている喫茶店。そこにはスマホ片手の若者がいまはいるが、昔はサザエさんのような髪型をした人たちがいたであろうし、でも喫茶店だけは今も昔も変わらないというような。ギターは、青春を受け止め、誰かの熱意にこたえて音をだし、そして今も変わらずに誰かの演奏に答えて生きる。不思議だ、いま俺のもってる楽器たちもそうなるのだろうか、と青いギターを託したのち、考えていた。今はもう二度とない。どんなふうに過ごすか、何を選択するか、が重要となることがある。ギターは「青春」だ、そんなふうに思った。ともに奏であえる仲間がいること、心から感謝したい。
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