最近は「歌晩酌」というのを勝手に発明し、楽しんでいる。歌番組を録画しておいて、知らない曲でも一緒に歌ってみたり、アイドルの、おじさんが踊ると変な人にしか見えないようなダンスも、唄って踊るを試してみる。演歌はこぶしができないので表情だけ真似してみたり、ダンスは「K-POPはやっぱ無理だな・・・」とうなだれてみたり、僕の感動ポイントの高い「この人、生きてたのかー!」というような歌手が出てきた時はひとしきり正座して拝聴したりもする。それが僕の中での「歌晩酌」なのであるが、先日TV番組の録画で越路吹雪さんを歌ってみると、自分の中にDNAとして流れていたのでは?と思うほど自然に歌えるので不思議に思った。思えば子供の頃、親はロックではなくシャンソンばかり聴いていた。親の胎内にいたときもシャンソンが流れていたのかもしれない。子供の頃レコードを押し入れで見つけ「アダモ」との名前を見たときひょうきん族のアダモちゃんのポーズをとった自分がいまは恥ずかしい。シャンソンは素晴らしい音楽だ。
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