雨が降っている。最近は音楽よりも夜明けの鳥の声を聴くのが楽しい。音楽はYouTubeやスマホではなくCDやレコードでじっくり聴きたいので同じ作品を何度も聴くことが多い。今朝は鳥の声とともに雨の音もあり、視界には遠く雲の切れ間に夜明けの切れ端もあり、同じ景色であっても空に動きや夏への気配も感じる朝だった。白湯を飲み、今日一日を黙想して、静かに過ごす朝はなんとよいものか。夜に途方もなくさまよい求めむなしさに行きつくより、始まりに期待して過ごすことのほうがどんなにかよいか。雨と光の対比を見ながら、夜と朝の時間の違いを体感する。鳥に好かれているのではないかと思うほど朝は鳥がまわりにあふれている。彼らにも1日が与えられている。今日もいい日でありますように。
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