エレアコと生ギター

若いころはエレアコばかり弾いていた。エレキギターもアコースティックも両方、兼ねられるからである。ところがエレアコは個人的にだが弾いていて不具合!と思うことが多かった。特にネックが動く。日本の四季に、楽器にとって夏は湿気も多くネックとボディも動いてしまうのだろう。東北は冬が長く冬にいいと思っていた楽器も、夏はコンディションが最悪になるものも多い。エレアコはそれで何本挫折したことか。生ギターも同じになるものもあるが、冬にも夏にも強い生ギターもある。季節に強いギターばかり手元に残っているなあと最近とても思うが、寛容な心で楽器をみていくことも大事だろう。夏は弾きにくくても冬に絶好調になるギターがあるのだから。それは選手をみる監督のようなものだ。しかし、練習量ではないのだがラッカー塗装のギターは剥げてきたほうが音がよくなる気がする。音は感覚の要素が強いから、こうして論じても個人の感覚なのだと思うが。僕はこうして音楽を旅したい。日々、いつも発見なのだ。