ブルースキューブ。スピーカーをJENSENにする。とたんにFENDERライクな音になる。求めていたサウンドにとてもなった気がする。最近出番が減っていたファイヤーバードで音出しをしてみるが抜けの良さがある。このギターはテレキャスのような感じがしないでもない。しかしどこかビザール感というかチャキチャキしている。チャカチャカではない。そうして音を探求しているうちこのHPで対談させてもらった扇田裕太郎さんから教わったローリングストーンズのビルワイマンのソロアルバムが届く。いやあ、これがすごくよかった。ビルワイマンは一度完全に音楽を離れたという印象だったが、全作詞作曲した2015年のアルバム「BACK TO BASICS」を聴いてぶっとんだ。全曲すばらしいが、特に「17歳」という曲は小さなライブハウスで聴いているかのような臨場感で、気の合う仲間と録音したのだろう。息がぴったりで最高なのだ。スプリングスティーンの近年のアルバムも好きだが、ビルワイマンの力を抜いた音楽に脱帽である。剛速球だけがいいのではない。スローボールだがタイミングを外されて誰も打てない投手がいたら僕は応援したくなる。そんな魅力がこのアルバムにある。名盤に出会えて、とても嬉しかった。
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