シャボン玉

 亀は風邪をひくと鼻提灯を出す。無表情だからこそ、その鼻提灯がなんとも気の毒に見えるが、どこか愛らしい。あのぷくっと膨らむ姿には、不思議な可愛さが漂っている。さて、そんなことを考えていると、ふと台所の詰め替え用洗剤の最後のひと絞りが頭をよぎる。あれも鼻提灯のように、泡がぷかりと空中に舞い、そして静かに床へ落ちて消えていく。拭かないといけないのは面倒だけど、どこかその儚さが美しくも思える瞬間だ。

 そんな現象の名前はなんだろう?つい気になって、またしてもパソコンでAIに質問してみた。

 すると、返ってきた答えはこうだった。

「これらには特定の名称はありませんが、それぞれ次のように説明できます。」

亀の鼻提灯: 「鼻提灯」は日本のアニメやマンガでもよく見られ、空気や粘液が表面張力で膨らむ

      現象です。

洗剤のシャボン玉: 洗剤の最後に出る泡も、表面張力と圧力差で生まれるもの。詩的に言うなら

      「終わりを告げるシャボン玉」ですね。

両方の現象は、空気と液体が作り出す不思議な物理現象ですね。

 AIの回答に、特に「終わりを告げるシャボン玉」というフレーズになんとも言えない風情を感じ、歌を書きたいなと思ってしまった。