1杯の水

新しい朝に感謝する。コーヒーを飲む前に白湯をよく寝起きに飲むのだが、コーヒーを飲むとき、コーヒーになる前は白湯、その前は水だったんだなあと考えたりもする。温めると白湯になり、コーヒー豆を通すとコーヒーになる。呼び名を変えると、まったく違うものになった感覚になるのだが、もとは同じく水から生まれたもの。水も循環して、手元のコップに注がれているのだと夜明けの空をみながら感謝したりもする。

さて、カメムシ・スライダーという小説というか、物語を最近書き始めた。

https://rallysencho.jimdofree.com/novel/kamemushi-slider/

もうすでに読み始めてくださっている方もいるかもしれないが、今回は不思議な能力を持ったカメムシが主人公タケルとともに時空を超えてタイムトラベルする話でもある。前作のカメムシ・トリップが完結して、間もなく3作目を書き出したのだが、製本するとかデジタル書籍でリリースするとかではなく、僕の場合、この無料ホームページにダムの放水のように書きたいだけ書いているだけなのだが、なんのコンテンツにあるから読みたいとか、なんの賞をとったものだから読みたいとか、そういうフィルターなしで読んでくださる方がいるからありがたい。こちらは無料HPにログインして書きたいことを書き、残し、続けているだけである。ゆえにフィルターがあるとするならば「ラリー船長のHPにあります」とのことだけ。近所のラーメン屋で「カレー始めました」ぐらいな感じなのである。小説家とかミュージシャンとか、何を指して言うかわからないが、書きたい、歌いたいが僕にはある。そして、1杯の水のように、ごくっと飲むように、読んでよかったなあと思えるような、誰かにとって朝に飲む水1杯のような物語になれたらいいと思いながら、書き始めたところである。

 

もうすぐライブ。久々のラリー船長バンドも楽しみだ。

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