TALK
本HPの独占インタビューは敬称略で掲載させていただいております。
ラリー船長バンドのギターリスト・マッシュさんが自転車をおり水分補給しているところを当HPスタッフがたまたま見つけ、マッシュさんへ「今、ちょっといいですか?」とインタビューを申し込み、こころよくOKをいただきました。今回はマッシュさんの独占インタビューということで、ラリー船長バンドについて突撃インタビューを行いました。
(スタッフ)マッシュさん、こんばんは。
(マッシュ)こんばんは。
(スタッフ)マッシュさんはラリー船長とどこで出会ったんですか?
(マッシュ)大学の掲示板の前で弾き語りしてた人がいたんですよ。
(スタッフ)どんな歌を歌ってたんですか?
(マッシュ)目をキラキラさせながら旅の歌を歌ってました。
(スタッフ)通り過ぎなかったんですか?
(マッシュ)こっちを向いてにらまれているような気がして、通り過ぎようとしたら聴いてくださいと指示がありました。
(スタッフ)何か買えと言われませんでしたか?
(マッシュ)買えとは言われませんでしたけど、録れとは言われました。
(スタッフ)録れとは何をですか?
(マッシュ)アルバムを作りたい、録ってくれ、と。僕がギターを持っていたから録音が出来ると思ったんだと思います。
(スタッフ)それは言い方はパワハラ的な感じだったのでしょうか?
(マッシュ)パワハラ的ではなかったが、かなりスナフキン的な雰囲気に押されました。
(スタッフ)録れ、と言われて、レコーディングはどこでしたんですか?
(マッシュ)それは当時のバンドメンバーの住むアパートがアジトのようになっており、大学の掲示板の前で「ちょっと自転車の荷台に乗ってくれ」と言われ、夜中に爆音で演奏しているところにヘッドフォンと目隠しをして連れていかれました。
(スタッフ)目隠しを開けたとき、最初に何が見えましたか?
(マッシュ)デジタルドラムを一心不乱に叩いている男が見えました。
(スタッフ)その男にもにらまれましたか?
(マッシュ)直接はにらまれませんでしたが、外に飛んでいるトンボが彼ににらまれて地面に落ちていました。
(スタッフ)それは恐怖ですね。彼らはあなたをプロデューサーと呼んでいたそうですが、どんなことをしていたんですか。
(マッシュ)実はその時に僕はラリー船長と交換日記をしていたんですよ。
(スタッフ)かなり仲良しじゃないですか!
(マッシュ)その時の交換日記、今も持ち歩いているのでお見せしますか?
(スタッフ)そんな貴重なものを、ありがとうございます。今から30年以上前のものですね!
(マッシュ)それがこれです。
(スタッフ)これは、思い出というよりも、「証拠」という感じじゃないですか。
(マッシュ)このやりとりのあと、レコーディングを終えて最終ミックスをしている時にラリー船長に音のバランスの指示をもらいたかったのですが彼は熟睡していたんです。僕は彼の寝起きに仕上がったサウンドを聴いてもらったんですが、聴きながら彼はまた寝ました。このやりとりは、指紋が消えないようにビニール袋に入れて保管し持ち歩いているんです。
(スタッフ)そのような貴重なものをありがとうございます。
(マッシュ)これを読み返すと、なんでも頑張れるような気がするんです。
(スタッフ)なんで涙目なんですか・・?それでレコーディングが終わってなぜラリー船長のバンドでギターを弾くことになったんですか?
(マッシュ)ずっとキラキラした目で影でにらまれていたんです。
(スタッフ)ずっと影でにらまれていたんですか?
(マッシュ)なんでわかったんですか?
(スタッフ)いまあなたが聞いたからです!
(マッシュ)それでいまのラリー船長バンドに入ったきっかけは?
(スタッフ)それは、これから僕が質問しようとしていることです!
(マッシュ)学生時代にやっていたバンドの曲をレコーディングしようとの話になり、スタジオに行ったんですが僕がギターを忘れて、ギターを届けに来たよと当時のメンバーがスタジオに入ってくるなり爆音で演奏をし始めて、僕はギターを弾かざるをえませんでした。
(スタッフ)自分で質問して自分で答えますか?僕のいる意味は?今後やってみたいこと、何か展望はありますか?
(マッシュ)ギターをウクレレに持ち替えて、のんびり歌って暮らしたいです。
(スタッフ)ではなぜ、それがいま出来ないんでしょうか?
(マッシュ)船長に、にらまれるからです。振り返ると電線に止まっている鳥が一斉に逃げていくことがあります。
(スタッフ)マッシュさんはバンド以外にソロ活動でオリジナル曲を書いていると聞きますが、そちらはウクレレを弾いてゆっくりとか、そういう表現はされたりしていないんでしょうか?
(マッシュ)書いた、ことはないんです。天から降ってくる音をそのまま演奏しているんです!だからその時、弾いた音はその時しか出来ない!アイ・ハブ・ノー・メモリーなんです。僕は今を生きているんだ!!
(スタッフ)え~?!それではラリー船長バンドの曲は何を弾いたのか、覚えていますか?
(マッシュ)アイ・ハブ・ノー・メモリーです。
(スタッフ)サンドイッチマン風に言うと、何を言っているのかわからなくなってきましたが、今日は何日ですか?
(マッシュ)アイ・ハブ・ノー・メモリー!
(スタッフ)お名前をもう一度、聞いてもいいですか?
(マッシュ)・・・・・・・・・・・・・・・。
(スタッフ)マッシュさん、マッシュさんでいいんですよね?
(マッシュ)マッシュさんて、誰?
(スタッフ)この帽子を被ってもらえますか?
(マッシュ)え?
(スタッフ)自分が誰か思い出しましたか?
(マッシュ)思い出しました!マ、マ、マ・・・・
(スタッフ)だ、大丈夫です。思い出せたなら大丈夫だと思います!今日はカート、いや、自転車に乗って帰るんですよね!?そろそろ終了しましょうか!!ありがとうございました。
【お断り】この対談の中、スタッフはインタビュー中、マッシュさんより「アイ・ハブ・ノー・メモリー!」との絶叫を、その場で書き取りましたが、英語で正しいのは「アイ・ドント・ハブ・メモリー!」ではないか?と心の中で気づいておりました。インタビュー会場はジョイフルでしたが、マッシュさんにキラキラした目でにらまれており、その場で言い返せなかったためそのままここに掲載しております。やはりラリー船長のお仲間だとはっきり実感しました。お気づきの方のため、ここに補足させていただきます。
↑終了後、カート(自転車)に乗ろうとするマッシュさん。黄色いバッグには食べるとでかくなるキノコが入っているのだろうか・・・!?
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