おおたか静流×エンジェル×ラリー船長 スペシャル対談

TALK

本HPの対談は敬称略で掲載させていただいております。

おおたか静流 プロフィール

 

七色の声を自由に操る、無国籍、ノン・ジャンルの シンガー&ボイス・アーティスト。TVCMでの歌唱や 映像、絵画、朗読等ジャンルや国境を越えた音楽活 動を展開。「声のお絵かき教室」主宰、NHKのEテレ 「にほんごであそぼ」にレギュラー出演中。
本日はおおたか静流さん&エンジェルさん&ラリー船長の対談をお贈りします!

おおたか静流 PHOTO BY 小沢 芳彦

 

 (ラリー)  こんにちは。ラリーです。今回の仙台でのライブ、早いものであと1ヶ月後の9月7日になりましたね。こうしてここでお茶をのんでる場合か?というような気がする時期でもありますが、今日はよろしくお願いします!

(静流) ん?なにもプレッシャーかけてませんよ(笑)。でも、仙台のライブとっても楽しみにしてます。おおたか静流です。この3人での対談って、はじめてね。よろしくお願いします。

(エンジェル) こんにちは。 エンジェルです。普段おおたか静流の音楽に魅せられてしずりん(静流さんの愛称)のお手伝いさせてもらってます。今日は仙台でのライブ、3人での対談?驚きました!よろしくお願いします!

(ラリー)まずはお茶のみつつ、3人のなれそめからでしょうか。

(エンジェル)3人には出会うべくして出会った共通の場所がありますね。

(ラリー)そうですね。日の出の森が共通の場所ですね。日の出の森のトラスト地でのコンサートは2000年にありましたが、あれからもうすぐ20年になるんですね。シンガーソングライターで音楽ライターでもあった下村誠さんに導かれ、僕は日の出で唄わせていただきました。確か、出番が一番最初だったと記憶しています。

(エンジェル)私もあのころ下村誠さんとよく関わっていました。彼はとってもパワーのある方で、いろいろな人をつなげてくれましたね。ラリーさんもその一人だった。しずりんの日の出の森の近くの喫茶店でのライブでラリーさんとお話をして、とてもなつかしくてうれしかったです。まさかそのつながりから仙台でおおたか静流コンサートが開催になるなんて、ミラクルですね。

(静流)日の出の森。あの場所で、私もさまざまな方々との出会い、自然や生命の大切さ、はかなさを感じました。いまも日の出の森とは心がつながっている気がしているんです。あの森で出会ったかけがえのない仲間もたくさんいて、去年、日の出の森の近くにある喫茶店でライブを行ったときにラリー船長が来たんだよね。

(ラリー)  静流さんのライブを見に行ったのは、僕が今年の5月に心臓の大きな手術を受ける前だったんですね。自分の音楽のルーツでもある、25年前ぐらいからずっと聴いてきたCDがおおたか静流さんのデビューアルバムで、静流さんのライブは手術前に絶対見ておかねばならない・・・とネットで調べたら、日の出の森の近くでのライブを見つけてびっくりしました。

(エンジェル)そのときが初ライブだったんですよね?生のしずりんの初ライブはどうでしたか?

(ラリー)巨人の星とかの劇画にでてくるような涙が、劇画風に描けるほどの男泣きでした。

(静流)面白いね、ラリー船長は。リピートパフォーマンスが音楽のルーツになったのはどんなきっかけ?

(ラリー)25年ぐらい前、友人宅に寝泊りしていたとき、リピートパフォーマンスがあったんですね。CDをかけてみたら、頭の中が爆音だらけだった自分の脳内に、なんだこれは??との強い衝撃を受けました。その後、リピートパフォーマンスは合計何枚買ったか覚えてないです。人に貸すと返ってこなくなるww。そして、静流さんの音楽を繰り返し聴いて、歌をつくりたくなって今にいたります。

(静流)25年前。そんなに時がたつんですね。でもよく駆けつけてくれました。ラリー船長と日の出の森の近くの喫茶店のコンサートの打ち上げで語らったとき、仙台、面白そうだな、仙台でライブをしよう!!と直感で思った。

(エンジェル)私もその場にいたけれど、ラリーさんが心臓の手術があるとは思ってなかった。あの日その場で仙台でコンサートやろうってなったとき、心臓大丈夫だった?

(ラリー)めまい寸前というは冗談で、とってもわくわくしました!

(エンジェル)大きな手術、成功してよかったね!

(ラリー) ライブを仙台で!が決まっていたので、手術を受ける元気をいただいてました。全身麻酔を受ける前に、たぶん一生の中で一番聴いた、リピートパフォーマンスを繰り返し聴きました。おかげで安心して手術を乗り越えることができました。

(静流) 仙台でのライブは、復活したラリー船長の再生パワーと一緒に、新しい地平が見えてくるような気がしてます。仙台のバンドのみなさんのアレンジも楽しみにしています。

(ラリー)ありがとうございます。仙台のメンバーも静流さんに出会うのをとても楽しみにしています。今回は鍵盤に瀬川くん、ベースがミートくん、ドラム&パーカッションが井上英司くん。静流の音楽に共鳴した仲間たちが集っています。

(静流)みなさんによろしくお伝えください。

(エンジェル)仙台は昼と夜と一日のうちに2回コンサートがあるんですもんね。

(ラリー)そうです。今回の仙台のライブに向けて静流さんと相談しながら選曲をするとき、選曲をするのに静流さんのこれまで発表されたアルバムを一枚一枚じっくり聴かせていただきました。素晴らしい作品にたくさん出会い、デビューアルバムのリピートパフォーマンスを最初に聴いたときの全身で衝撃を受けたときをはるかに超える作品にたくさん出会うことが出来ました。タイムマシンに乗ってるような気分でした。

(静流) 私もラリー船長の2001年に発表したデビューアルバム「ブルーヴァージンズ」の当時の音源をもとに16年後に再録音した「ブルーヴァージンズ・レヴォリューションズ」を繰り返し聴かせていただきました。楽曲のアレンジも古く感じなかったです。また、ラリー船長の声は、とてもスイートですね。この中の曲からなにか仙台のライブでコラボできたら楽しそうですね。

(ラリー)ありがとうございます。日の出の森に導いてくれた下村誠さんプロデュースでのデビューアルバムでしたが、彼が火災で亡くなって、未発表だった、彼とともに録音していた音源が押入れから出てきたのがきっかけで再録音することになりました。静流さんのもとに、下村さんと作った音楽が届いて嬉しいです。コラボも是非!!

(エンジェル)下村さんは人懐っこい性格の方で、日の出の森のコンサートのときも多くの方々と関わっていました。ラリーさんも、今年は彼の追悼ライブで歌われるそうで。私の知り合いも追悼ライブに行きたがっていました。

(静流)私も日の出の森に唄いにいったとき、どこかで会っていたかもしれませんが、下村さん、ゆっくり彼の音楽を聴いてみたかったです。

(エンジェル)日の出の森でのコンサートからもうすぐ20年ですね。あのとき元気だった方がもういなかったり、現在もお元気でおられたり。でも、今回の仙台でのコンサートをするにあたって、日の出の森が関係するなんて、本当に不思議な共通点です。あの場所に3人がちょうど2000年にいて、同じ場所にいたんですものね。

(ラリー)日の出の森に、本当に感謝です。

(エンジェル)日の出の森のように自然が仙台にもたくさんありますね。

(ラリー)はい、お二人は仙台に、どんなイメージがありますか?

(静流)水も緑も光もあって、とても景色の澄んだ街だなあと思う。

(エンジェル)私も街なのに森がたくさんあるイメージがあります。

(ラリー)ライブを楽しみにしてくださってる仙台の方へメッセージはありますか?

(静流)今回のライブは「仙台と仲良くなりたい」という思いでいます。9月7日のコンサートでの仙台の皆さんとの出会いを、いまからとても楽しみにしています。

(エンジェル)仙台での一日、濃い時間になりそうで楽しみですね。

(静流)ラリー船長の船での初航海になりますね!気合だぞ、ラリー!

(ラリー)わっ、プレッシャーww!!(一同爆笑)

(エンジェル)ラリーって、なんか犬の名前みたい!!(さらに一同爆笑)

(ラリー)ラリー号は犬ぞりの船ですね!

(静流)9月は秋だから、月まで飛んでけそうな音の船をリクエストしますね!